ヘッドライト黄ばみ取りの手磨きDIYの5ステップを徹底解説(電源・水道必要無し!)

ヘッドライトの黄ばみ

洗車をしていて「ヘッドライトの黄ばみが気になるなぁ」なんて思う事はありませんか?

せっかく洗車をしてボディーをきれいにしたのに肝心な「目」の部分にあたるヘッドライトが曇っていたり、黄ばんだりしていると少し残念な気持ちになりますよね?

でもヘッドライトが黄ばむのは当たり前のことなんです。

黄ばみによってライトの光量が徐々に小さくなり、最悪の場合、車検に通せなくなる、なんてことも。。。

自宅には作業スペースが無いから電源も水道も無しでヘッドライトの黄ばみを落とす方法が無いかなぁ、と考えているあなた!!

黄ばんでしまったヘッドライトを手磨きでDIYする方法を徹底的に説明してみます。

ヘッドライトが黄ばんでしまう3つの原因

まず、なぜヘッドライトが黄ばんでしまうのかわからない、という方の為に、詳しく説明していきます。

ヘッドライトが黄ばみなどの劣化が発生してしまう原因は主に以下の通りです。

  • 太陽光の紫外線
  • ライト点灯時の熱
  • キズ

1 太陽光の紫外線による劣化

まずは太陽光の紫外線による劣化についてです。

黄ばみなどの劣化の原因の9割はこれ!

ほとんどのヘッドライトの材質はポリカーボネートという樹脂で出来ていて、ガラスではできない形状の自由化をもたらしています。

最近の車はヘッドライトが特徴的な印象を受けると思いますが、あの形状もポリカーボネートだからこそ出来る形状と言えます。

また、ポリカーボネートは耐衝撃性が一般的なガラスの200倍以上とも言われていて、飛行機の窓にも使われている非常に強度の高い素材です。

そんな使い勝手の良いポリカーボネートですが、紫外線に弱い、というデメリットもあります。

2 ライトの点灯時の熱による劣化

次にライト点灯時の熱害についてです。

これは主に内側に白濁が起こります。

あまり知られていないかと思いますが、ヘッドライトの材質であるポリカーボネートは耐熱性の高い樹脂です。

ですが、高温が続くと劣化が抑えきれず、徐々に徐々に白濁していく事になります。

近年では、ヘッドライトの電球はHIDやLEDのものが多くなりました。

HIDやLEDの電球を見たことがある方はわかると思いますが、根元?の方がフィン状になっています。

この中が熱を逃がす構造になっています。

そのため、もし、ハロゲンランプから安価なHIDランプに交換すると、しっかりと熱を逃がすことができず、内側から白濁してしまうのです。全てのHIDランプやLEDランプが白濁するというものではありません。

しっかりとしたメーカー品であれば、熱をしっかりと逃がす構造になっているのでご安心下さい。

まさに安物買いの銭失いにならないように注意しましょう!

もし内側が白濁してしまったら、一般的なショップでは対処できない内容になってしまいます。いわゆる「殻割り」をして、ヘッドライトの内側を磨くしか方法がありません。

当然ながら、表面を磨いたところで解決できるものではありません。

3 キズによる劣化

そして最後にキズについてです。

先述の通り、ポリカーボネートは傷がつきやすい材質です。

これは、ポリカーボネートの表面に施してあるハードコートも同様、傷が付きやすいものでもあります。

洗車をしているとき、ヘッドライトに砂がついている事に気がつかずに傷をつけてしまったり、悪天候や悪路走行時などでヘッドライトに小さな傷が付いてしまい、そこから劣化が進んで全体が黄ばんでいってしまいます。

以上がヘッドライトが「黄ばみ」など劣化してしまう原因です。

この中でも「紫外線による劣化」「キズによる劣化」を防止するためのフィルムもあります。

黄ばみ取り「手磨きDIY」の5ステップ

ヘッドライトが黄ばむメカニズムがわかった所で肝心の黄ばみの落とし方が一番気になる所だと思います。

ヘッドライトの黄ばみをDIYで取り除く方法はあります。

カー用品店などにヘッドライト用のクリーナーが販売されていますので、そのクリーナーである程度は取り除くことは可能です。

また、コーティング剤も同封されている商品もあるのでそういったものを使えば再び劣化することもある程度は抑える事も可能です。

ただ、あくまで「ある程度」ということを強調します。

そこで、プロショップで行うようなヘッドライトの磨きを自宅でDIYする方法をご紹介します。

用意するものと環境

まずは、環境についてです。

タイトルにもある通り、電源も水道も無い環境でOKです。ここでは電源・水道無しでDIYする方法をご紹介していきます。

別の機会に電源がある場合のやり方もご紹介していきます。

ペーパーで削る際、少々研磨粉がでるので、風が強い日は避けてください。近隣の方にご迷惑になります!

環境に関しては、こんなものです。

続いて用意するものです。

  1. マスキングテープ
  2. サンディングペーパー(空研ぎ用)
  3. サンディングパッド
  4. コンパウンド
  5. マイクロファイバークロス
  6. 中性洗剤
  7. 1L程度の水
  8. ヘッドライト用コーティング剤

これらの物を用意してもらいますが、初めての方のために、それぞれについて少し詳しく説明をしてみます。
「持っている」「わかってる」という方は、作業手順にお進みください!

1 マスキングテープ

ホームセンターなどで購入できます。

黄色や青、緑などがありますが、「自動車補修用」などと記載されているものを選んでください。

そして、テープには幅が色々あります。好みもありますが、比較的18mm幅24mm幅のものが扱いやすいと思います。

幅が細いほど、曲線に追従しやすくなりますが、細いと保護する必要がある部分が多い場合、それなりの量が必要になります。

幅が広いほど、曲線にはし難くなりますが、保護する部分が多い場合でも少ない量で済みます。

これらを踏まえてお選びいただくのが良いと思います。

例えばこのようなものがあります。

18mm幅のマスキングテープはこちら

24mm幅のマスキングテープはこちら

2 サンディングペーパー(空研ぎ用)

「研磨紙」や「サンドペーパー」などとも呼ばれます。

最初は、ペーパーで磨いてからコンパウンドで仕上げる必要があります。

このサンディングペーパーは「空研ぎ用」「水研ぎ用」に分かれます。

「空研ぎ用」とは、水を使うことなく、そのまま磨くためのペーパーです。手軽ですが、研磨粉が舞ってしまうデメリットがあります。

「水研ぎ用」とは、水で濡らしながら磨くためのペーパーです。空研ぎとは異なり、研磨粉が舞うことはありませんが、バケツで水を用意する必要があります。

このヘッドライトの黄ばみ取りに関しては、どちらを使用しても問題ありませんが、このページでは、水道の無い環境を前提に進めていますので、「空研ぎ用」として進めていきます。

もし、水道が用意できる環境の場合、手磨きでDIYするなら「水研ぎ」がおススメです。研磨粉が舞うことが無いので、近隣に迷惑をかけることがありませんし、エンジンルームへの研磨粉の侵入も防ぐことができます。

そして、サンディングペーパーとは言え、「番手」があります。「#(シャープ)」が頭についている数字が番手になります。

「#800」であれば、「800番」と呼びます。数字が低いほど、荒いペーパーになります。

低い番手から始め、高い番手で仕上げる、というのが基本の流れです。

例えば、800番で磨いたキズを1200番で磨き、そのキズを2000番で磨き、そのキズを3000番で磨き、

といった流れでキズをどんどん細かくすることでクリアに仕上げていく、といったイメージになります。

手磨きDIYの場合、あまり荒いペーパーからスタートしてしまうと、ペーパーのキズを消す手間もかかってしまいます。

基本的には、上記の「例え」で挙げた通り、800番くらいからスタートするのが良いと思いますが、初めて、という場合、2000番からまずはやってみる、という方が無難かもしれません。

参考までに、それぞれの番手でおススメのものはこちらです。

2000番以上は、空研ぎ用の「スーパーバフレックス」、水研ぎ用の「バフレックス」というものがあります。

1500番以下は、空研ぎ用の「スーパーアシレックス」、水研ぎ用の「アシレックス」というものがあります。

例えばこんなものがあります。

スーパーバフレックス「#2000」

スーパーバフレックス「#3000」

3 サンディングパッド

これは、手磨きするためのパッドになります。

パッドも無しに手磨きをすると大変な労力になりますので、必ず用意しておくようにしましょう!

ウレタンの適度な硬さのパッドが必要です。硬過ぎると、曲面に追従できず、磨き難くなり、柔らか過ぎても力が伝わり難くなり、研磨に時間がかかってしまいます。

手磨きならこちらがおススメです。

4 コンパウンド

コンパウンドは、「研磨材」などとも呼ばれます。

サンディングペーパーでは、透明な状態にすることは難しいため、コンパウンドで仕上げます。

ペーパーの3000番程度のキズを取り除くことができるコンパウンドが必要です。

例えばこんな物があります。

5 マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスは知ってる!という方も多いと思いますので、ここでは詳細の説明は割愛します。

マイクロファイバークロスを5枚程度準備してください。

一般的な「タオル」ではなく、「マイクロファイバークロス」が断然おススメです。

吸水性、拭き取り性能が全く異なり、マイクロファイバークロスの方が圧倒的に優れています。

そんなマイクロファイバークロスの中でも色々種類がありますが、安価なものは、拭き取りの際のキズの原因にもなるので、ある程度の料金のクロスの使用がおススメです。

当社でもマイクロファイバークロスは扱っていますので、良かったらご利用下さい^^

6 カーシャンプー

「カーシャンプー」は、余分な成分が配合されていないものをご使用下さい!

例えば、「撥水」「水あか落とし」などの文言があるものはNGです!

これは安いものでも全く問題ありません。少量用意しておいてください。

こちらのシャンプーもおススメです!

7 水(1L程度)

水はご自宅から1L程度用意をお願いします。

ペットボトルなどで問題ありません。

8 ヘッドライト用コーティング剤

ヘッドライトの黄ばみを取るために研磨した後は、保護する必要があります。

コーティングやフィルムなどで保護する方法がありますが、ここではコーティングで保護する方法を紹介していきます。

コーティングも種類が様々です。

「ヘッドライト用」もしくは「樹脂用」の物を使用することをおススメします。ボディ用のガラスコーティングを併用して使用しても、問題ありませんが、定着力は弱くなります。

より長期的に保護したいのであれば、専用の物を使用するようにしましょう!

例えばこのようなものがあります。

準備ができたら、作業に取り掛かります。

5ステップ作業手順

それでは、黄ばみ取りのための手磨きDIYの作業手順をご紹介していきます。

ステップ1 ヘッドライトとヘッドライト周りを綺麗にする

マイクロファイバークロスを1枚湿らせます。

このクロスにほんの少量のカーシャンプーをつけ、ヘッドライトとその周辺を力を入れずに拭き取ります。

ヘッドライトの表面や周辺を洗浄しなければ、砂などが混じった場合に傷だらけになってしまう為、ホコリなどが残らないよう、拭き取ります。

この際、水分が残らないように別のマイクロファイバークロスで乾拭きをします。

ステップ2 マスキングテープで保護する

ペーパーで研磨するため、ヘッドライトの周りにキズをつけないようにマスキングテープでしっかりと保護します。

手磨きDIYならそれほど心配ありませんが、心配な場合、マスキングテープを2枚、3枚重ねるなど、厚みを増しておくことで、より保護能力が上がります。

電動のポリッシャーなどで磨く場合、研磨力が強いので、マスキングテープの上から、ガムテープなどより強度の高いテープで保護することで、より強力に保護することができます

手磨きでもヘッドライトの形状によっては、何重にもしておかなければならない箇所もあります。そんな場合は、このような方法もあることを覚えておきましょう!

ステップ3 サンディングペーパーで手磨き

「用意するもの」で説明しましたが、サンディングペーパーは荒い番手からスタートし、細かい番手に変えていきます。

2000番からスタートするも良し、800番からスタートするも良し、愛車の状態で決めていきましょう!

荒い番手で付いたキズを細かい番手で消していくイメージです。

基本的な考え方として、2倍の番手までは消すことができるという考え方があります。

例えば、800番で磨いたキズは、800番×2=1600番以下の番手で消すことができる。

もし、1500番で磨いたキズは、1500番×2=3000番以下の番手で消すことができる。

こういったイメージです。

手磨きDIYなら、まずは、「2000番」→「3000番」→「コンパウンド」の順で考えてみてください。

2000番で磨いてみても、なかなか黄ばみやキズが取れない、という場合、「800番」→「1200番」→「2000番」→「3000番」→「コンパウンド」といった感じで、800番からスタートしてみてください。

余分なキズは付けないに越したことはないですからね!

3000番で磨いた後は、表面が白くなっている状態で問題ありません

ステップ4 コンパウンドで手磨き

サンディングペーパーの後は、コンパウンドで研磨します。

サンディングペーパーの3000番で磨いた後、スチームで溶かしていく方法などもありますが、いろいろな問題もあるため、DIYする場合、コンパウンドで仕上げることをおススメします!

サンディングペーパーの3000番で磨いた後は、白くなっている状態です。

この白くなった状態は細かいキズが入っている状態です。

この3000番で磨いたキズをコンパウンドで落とします。この段階で一気に透明になる瞬間が快感、という方も珍しくありませんよ^^

ステップ5 コーティング剤を施工

コーティングをしないと早ければ1~3ヶ月程で再発してしまいます。

ヘッドライト用のコーティング剤を塗布して透明感を長持ちさせます。

施工後はムラにならないように注意しましょう!!

コーティング剤も様々な種類がありますので、試してみるのも良いと思います。

ここまでできれば、黄ばみが再発しても、DIYで取り除くことができるようになりますね。

ここまで読んでみたものの、自分でやって失敗したら、怖いなぁ、などといった方は、プロショップにお任せ下さい!

参考までに、当社のヘッドライト黄ばみ取りのメニューはこちらです。

最後に

ここまで、手磨きDIYの方法を説明してきました。

ヘッドライトの黄ばみがつかないようにする予防法について少しだけ触れてみたいと思います。

ヘッドライトが綺麗になったらまた黄ばんだりしないように予防したい所ですよね。

冒頭でも説明しましたが、ヘッドライトの黄ばみは9割が紫外線によるものです。

簡単にいえば、紫外線を防ぐことが出来たら黄ばみを予防することが出来るということになります。

ヘッドライトの黄ばみ3つの予防

  1. コーティングで保護
  2. 黄ばみ防止フィルム(プロテクションフィルム)で保護
  3. 紫外線が当たらない場所に保管する

現時点において、ヘッドライトの黄ばみや劣化は避けて通ることはできません。

黄ばんでから対処するか

黄ばむ前に予防する

今回は、黄ばんでからDIYで対処する方法を説明してみました。

もし、黄ばむ前に予防するならこちらの記事も一緒にご覧下さい。

長く乗る大切な愛車だからこそメンテナンスはしっかりとしましょう。

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