ヘッドライトの黄ばみ(黄変)や細かなヒビ(クラック)が発生しないように保護しておきたいのですが、
どんな方法がありますか?
主な方法として、「コーティング」と「プロテクションフィルム」があります。
オススメとかありますか?
ご使用の環境や、ご予算、考え方などで異なってしまいます。
それぞれにメリットもあれば、デメリットもありますので、
まずは、メリット・デメリットをご案内してみますね!
ヘッドライトを保護するにはいくつかの方法があります。
当然ながら、それぞれにメリットもあれば、デメリットもあります。
当社で取り扱っているものを元にそれぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。
ヘッドライトのコーティングとプロテクションフィルム、
それぞれの料金はこちらでご確認いただくことができます!
ヘッドライトコーティングのメリット・デメリット
メリット
- 安価に施工できる
- ヘッドライトの表面を100%の範囲でカバーできる
- リピート制度が利用できる(「黄ばみ取り」「クラック除去」をご利用の場合)
デメリット
- 耐久性が低い
- 飛び石からの保護ができない
- クリアプラスやプロテクションフィルムと比較して透明度が低い
ヘッドライトコーティングは、安価でお手軽にご利用いただくことができます。
その反面、耐久性が低いため、ご利用頻度を増やしていただく必要があります。
「黄ばみ取り」や「クラック除去」を当社でご利用いただいた同一車両については、
リピート制度が適用されるのは大きなメリットではないでしょうか。
クリアプラス(高耐久コーティング)のメリット・デメリット
メリット
- 透明度が高い
- プロテクションフィルムと比べお手頃価格
- ヘッドライトの表面を100%の範囲でカバーできる
- リピート制度が利用できる(「黄ばみ取り」「クラック除去」をご利用の場合)
デメリット
- コーティングとしては耐久性は高いものの、プロテクションフィルムと比較すると耐久性が低い
- 飛び石からの保護ができない
クリアプラスは、ヘッドライト用に開発された専用のコーティング剤です。
ヘッドライトのコーティングとしては、非常に耐久性が高く、透明度も高いのが特徴です。
「黄ばみ取り」や「クラック除去」を当社でご利用いただいた同一車両については、
リピート制度が適用されるため、とてもお得です!
ヘッドライトプロテクションフィルムのメリット・デメリット
メリット
- 透明度が非常に高い
- 耐久性が非常に高い
- 紫外線を93%以上カットできる
- スリ傷から保護できる
- 飛び石から保護できる
- 虫の死骸、鳥フンから保護できる
- フィルムがあることで物理的に保護できる
デメリット
- 高価
- ヘッドライトの表面積の内、99%以上の範囲を保護できるが、フチなど約1%ほどの範囲が保護できない可能性がある
- 「ノリずれ」と呼ばれるフィルムならではの現象が発生する可能性がある
プロテクションフィルムは、なんと言っても物理的にヘッドライトを保護することができる
唯一の方法であることが一番の特徴です。
透明度が非常に高く、それは、新車時に施工しても、透明度が増すほど。
また、フィルムの厚みがあるため、飛び石や虫の死骸などの外敵からも
確実な保護ができます。
そして、93%以上の紫外線カット率も注目です!
ヘッドライトの劣化は紫外線の影響を最も受けます。
そのため、紫外線をカットすることができれば、劣化を大幅に防ぐことができます。
ただ、フィルムが高性能なためにコーティングと比較すると
どうしても高価になってしまいます。
そして、フィルムを貼り付けるため、コーティングにはない注意事項が
いくつかありますので、詳しくご紹介してみます。
これらは4つ共に目立つものではありません。
近づいてよく見なければわからないレベルのものがほとんどです。
注意点1 「ノリずれ」の可能性
施工中にフィルムのノリ面(貼付け面)のノリがずれることがあり、
それを「ノリずれ」と呼んでいます。
プロテクションフィルムを施工する、ということは、
平面のフィルムを3次曲面に施工する、ということになります。
3次曲面に合わせる、といことは部分的にフィルムを引っ張る必要があります。
仮にビニールテープをピンポン玉に貼り付けることをイメージしてください。
引っ張ることなく貼り付ければ、シワだらけになってしまいます。
それが、ビニールテープを引っ張りながら貼り付けることで、
シワにならずに貼り付けることができるようになります。
何となくイメージできますかね?
プロテクションフィルムは、ビニールテープのように伸縮性があり、
ピンポン玉に貼り付ける時のようにシワになる部分をシワにならないよう、
引っ張る必要があります。
そのフィルムを引っ張る際などに、ノリ面が若干のズレを起こすことがあり、
それを「ノリずれ」と呼んでいます。
2 微細なホコリの可能性
空気中には、微細なホコリが舞っています。
これを完全にゼロにすることは難しく、
施工中に入り込んでしまう可能性がゼロではありません。
当然ながら、砂ぼころのようなものが大量に入り込んで
しまったりなど、といったことにはなりません。
万が一そのようなことがあれば、貼り直しをさせていただいております。
3 フチが残る可能性
ヘッドライトは、フチの部分に溝があったり、
折返しできないような形状であったりと、
ほとんどの場合は、フチを1mm以下程度で
残しての施工となります。
4 スリットが入る可能性
1でも説明しましたが、平面であるフィルムを3次曲面に施工することになり、
曲面に追従するため、フィルムを引っ張る必要があります。
ただ、ヘッドライトは、複雑な形状のものもあり、
引っ張っても追従できない形状のものもあります。
そいういった場合、スリット(切れ目)を入れ、
施工するしかありません。
スリットとはいえ、スリット部分がはっきりと
見えてしまうほどではありません。
切れ目が線になって見えるだけ、
もしくは、1mm以下の隙間が開く程度です。
ここまで説明の通り、プロテクションフィルムはデメリットがあるものの、
それを十分にカバーできるほどのメリットがあります。
これらをどのように捉えるか、ということになります。
プロテクションフィルムのお手入れの方法などについて、
別のページで解説してます。
よかったらこちらもご一緒にご覧ください!
- 99%以上の範囲をしっかりと保護できるプロテクションフィルムを選ぶか
- 保護能力などは劣るものの100%の範囲を保護できるコーティングを選ぶか
あなたはどちらを選びますか??