せっかく新車を買ったことだし、前の車のように黄ばんでしまう前に防止できないものか。。。
と調べていると、黄ばみを防止するフィルムがあることを発見!
そんな時、こんな疑問があるのではないでしょうか?
こんな疑問を解説していきます
- 本当にフィルムで黄ばみを防ぐことができる?
- 耐久性はどのくらい?
- 黄ばみが発生している状態でも貼ることはできる?
- キレイに施工できるの?
- 車検は通る?
- フィルムを剥がしたらどうなる?
ヘッドライトにフィルムを施工するということはまだまだ一般的には知られていないことも多いもの。
だからこそ、少しでも多くの方に間違いの無い知識を持っていただきたいと思い、説明してみます。
ヘッドライトの黄ばみを防止するフィルムとは?
まず、最初に黄ばみを防ぐフィルムがあることを初めて知った、という方のために、簡単にフィルムについて説明していきます。
このヘッドライトの黄ばみを防止するためのフィルムは、「プロテクションフィルム」と言われています。
プロテクションフィルムは、「ペイントプロテクションフィルム」などとも呼ばれます。
もともとはボディの塗装(ペイント)を保護するためのフィルムとして開発されました。
プロテクションフィルムについてもう少し詳しく知りたいという方は、こちらのページもご覧ください。
ボディを保護するために開発されたフィルムが派生して、ヘッドライト用、フロントガラス用、などが開発されました。
数年前までは、ボディ用とヘッドライト用を同じものを使用しているメーカーと、
それぞれ分けているメーカーとがありました。
しかし、2023年現在では、プロテクションフィルムに使用するノリが進化し、
ボディ用、ヘッドライト用でノリが異なる、ということはなくなりました。
プロテクションフィルム自体も日々改良され、
透明なフィルムだけでなく、マット、カーボン、スモーク、などなど
色物から柄物まで様々なフィルムが開発され、
フィルムの色や特徴という意味において、ヘッドライト用、ボディ用と
分けられるようになっています。
ヘッドライト用のプロテクションフィルムは、
当社においては、以下の2種類をご用意しています。
- 透明なフィルム
- スモークフィルム
フィルムで黄ばみを防止する効果はあるのか?
結論から申し上げます。
効果は確実にあります。
ヘッドライトの黄ばみは表面が劣化することで起こります。
この劣化の原因は、紫外線による影響がほとんどです。
そのため、紫外線を防ぐことができれば、ヘッドライトを黄ばみから防止することにつながります。
極論ですが、もし仮に日中は一切車に乗らず、
紫外線の影響を受けない場所に保管できるのであれば、
何の対策をしなくても黄ばむことはありません。
ただ、これは現実的ではありませんしね。。。汗
少しだけ話が反れましたが、一般的なプロテクションフィルムは90%以上の紫外線をカットできています。
ひと昔前のプロテクションフィルムは、
フィルム自体が紫外線により劣化して黄変してしまうものもありました。
しかし、現在では、こういったこともほとんどなく、
クリアな状態で紫外線をカットし続けることができます。
当社で使用しているフィルムも、93%以上の紫外線をカットしています。
今後も各メーカーで開発が進んでいるので、
紫外線のカット率も上がっていくことが予想されます。
参考までに当社で取り扱っているフィルムが紫外線をカットしているのか、
実際に試験をした動画がありますので、ご確認ください!
耐久性はどのくらい?
そして、気になるのがフィルムの耐久性ではないでしょうか?
これも各メーカーで切磋琢磨しているため、耐久性も日々向上しています。
ひと昔前のプロテクションフィルムは、
1~2年程度でフィルム自体に黄ばみが発生してしまう、という短命のものでした。
現在では、フィルム自体の防汚性能も向上し、
5年程度の耐久性があるものがほとんどです。
当社で使用しているフィルムも5年以上の耐久性があります。
そのため、車の買い替えのサイクル次第では、
新車購入時にプロテクションフィルムを施工し、
その後手放すまでそのまま、という方もいらっしゃいます。
プロテクションフィルムは、高価なものではあります。
しかし、それ以上の効果を見込むことができると言えるのではないでしょうか^^
すでに黄ばんでいてもフィルムを施工できる?
ウチの車のヘッドライトはもう黄ばんでいる状態だから、
プロテクションフィルムの施工なんて無理でしょ?
などと、不安に思われている方が多くいらっしゃいます。
ご安心ください!
黄ばんでいる状態であっても、黄ばみやクラック(細かなヒビ)を取り除いてから施工できます。
そして、新車のような状態を取り戻すことができます。
プロテクションフィルムは、非常に透明度が高いため、新品の状態以上にクリアになります。
黄ばみが発生した後でも決して遅くありません。
黄ばみ防止フィルムはキレイに貼ることはできる?
基本的にはキレイに施工することは可能です。
ほとんどの場合、近づいてよくよく目を凝らして見なければ、
フィルムが貼ってあることはわからない状態になります。
むしろ、新車にフィルムを施工した場合でも、
施工する前と比べ、ヘッドライトの透明感がさらに増します。
当然ながら車検も問題なく通過できます。
ただ、車種によりヘッドライトの形状は様々です。
複雑な形状の場合、ノリずれと呼ばれる現象が発生してしまうことがあります。
平面のフィルムを3次元のヘッドライトに施工するからこそ起こるものもあり、
プロテクションフィルムを利用いただく際の注意点などもまとめてあります。
こちらのページもご一緒にご確認ください。
もし、DIYで貼ろうと思うと、少し難易度は高いので、
何度か失敗することを見越してフィルムを準備しておくようにしましょうね!
プロテクションフィルムを施工していて車検は通るのか?
車検も施工したまま問題無く通ります。
車検ではヘッドライトの角度や光量を計測します。
黄ばみ防止で施工しているプロテクションフィルムは、
当然ながらヘッドライトの照射角度に影響することはありません。
そして、光量に関しても、透明のプロテクションフィルムであれば、
透明度が非常に高いため、全く問題ありません。
黄ばんでいたりする状態では、光量が落ちてしまい、車検が通らないことがあります。
当社でも取り扱っているフィルムでスモークフィルムもあります。
この色の付いたフィルムに関しては、場合によって光量不足になってしまうこともあります。
そのままでは車検が通らないことも考えられます。
適度なドレスアップにはなりますが、この点は注意が必要ですね。
数年後フィルムを剥がしたらどうなる?
プロテクションフィルムを黄ばみ防止のため施工していたものの、施工してから6年。
フィルムが劣化してきたため、剥がそうと思った時、どうなっているのでしょうか?
フィルムを剥がした後には、ノリが残ります。
残り方は様々ですが、基本的には、市販のノリはがしなどで、取り除くことのできるレベルです。
ノリは残りますが、原則として、フィルムを貼る前の状態がそのまま残ります。
ということは、新車時にプロテクションフィルムを施工し、6年経過。
フィルムを剥がすと、ヘッドライトのキレイな状態が出てきます。
またそこから数年間、キレイな状態を保つことができるようになります。
プロテクションフィルムは高価ではありますが、決してコスパが悪いことはないと考えられます。
また、余談ですが、ノリの残り方はフィルムの種類により様々です。
そして、新車の状態で施工したフィルムなのか、黄ばみを落としてから施工したフィルムなのかでも異なります。
ただ、一つ言えることは、フィルムを剥がす際は、温めながら剥がすことが基本になります。
フィルムを温めながら剥がすことで、ノリ残りが減り、後の処理が楽になります。
最後に
ここまで「ヘッドライトの黄ばみを防止するプロテクションフィルム」について説明してきました。
ヘッドライトの黄ばみは、避けて通れない問題です。
「ヘッドライトが黄ばんでから対応する」
か
「ヘッドライトが黄ばむ前に予防する」
どちらかの選択になります。
あなたは、どちら派ですか??